蔵高日記

平成29年度 蔵高日記

2年生が職業体験学習の報告会を行いました。

10月20日(金)の蔵王タイムで職業体験学習(インターンシップ)の報告会を実施しました。1学年生徒も参加し、来年度行う職業体験学習の参考にするため先輩の報告を聞きました。9月5日(火)~7日(木)の3日間で、28カ所の企業や市役所、役場、医療施設などに受け入れていただき、販売やサービス関係での接客の仕事から保育の仕事など多様な体験をさせていただきました。各グループでスライドにまとめ、パソコンを用いて発表しました。

 発表会では、「技術だけでなく人の気持ちを学びました。」という感想や「コミュニケーションの難しさと大切さを経験できました。」等があり、目標が達成できた報告会でした。

 この報告会でも準備や発表にしっかりと取り組みました。御協力いただきました関係者の方々に感謝申し上げます。

<取材協力/2学年>

三遊亭円楽杯ゲートボール交流大会に参加しました。

 10月12日(木)・13日(金)の2日間、蔵王町総合運動公園(B&G)にて、三遊亭円楽杯ゲートボール大会が開催され、県内外から多数のチームが参加しました。本校から男子チーム、女子チームの2チームが例年通り参加し、交流しました。小雨降る中の大会でしたが、勝敗に拘らず年配の方々と和気藹々とした楽しい試合を展開しました。試合中には相手方からの指導やアドバイスも頂き楽しく交流することができ、感謝しています。ちなみに今年は男子チームが輝かしい1勝を上げました。来年も是非参加して、円楽さんのチームと戦いたいです。

<取材協力/ゲートボール愛好会>

食育推進事業「ランチョンセミナー」を実施しました。

9月29日(金)の昼休みの時間に、宮城県の食育推進計画である「みやぎ食育推進プラン」の一環として、宮城県仙南保健福祉事務所の皆さんから本校生徒対象30名に食育の御指導をいただきました。「次世代へ伝え、つながる食育の推進~五感を使って健やかな心身を育む~」を目指して行いました。自らの健康に関心を持ち、栄養バランスや望ましい食生活の定着のために講話を伺い、食事の大切さを学びました。生徒達は各自のお弁当をいただきながら、野菜をどの位取っているかなどお弁当を見ながら確認をしていました。本県の食材の活用をとおして「食材王国みやぎ」の理解につながることを期待しています。講師の皆さんありがとうございました。

<取材協力/保健室>

「防災教育週間の取組報告」

 9月11日(月)から14日(木)の期間を防災教育週間として、防災士今村幸栄様(本校PTA会長)を講師に各学年毎の体験学習を行いました。

 9月11日(月)には、1年生を対象に自然災害についての基礎知識を学ぶとともに、防災意識の向上を図る目的で、防災講話をいただきました。

 9月12日(火)には、3年生を対象に避難所運営模擬体験を実施しました。高校生として避難所運営に積極的に協力・活動する態度を、より実践的に身に付けることを目指しました。体験活動では運営側と被災者側に分かれて、運営側は「受付、管理、保健、食料、情報、施設係等」に分かれて仕事を行い、被災者役の「名前、年齢、家族構成等を記したカードを身に付けた」生徒を、適切に避難スペース(畳を敷いてフェンスで囲った場所)に誘導したり、食料を配るシミュレーションを行いました。

 9月14日(木)には、2年生を対象に避難所運営ゲーム(HUG)を実施しました。高校生として災害発生時にどのような行動をとらなければならないかを理解するために実施しました。避難所運営に関する基本事項を理解する目的の学習で、各グループで1枚ずつカードを読み、何歳のどんな人が何人で避難しているかを読み合わせ、避難所の何階のどの位置のどの部屋に避難するのが適切かなどを話し合いながら、ゲームを進めました。3年生では、実際の運営訓練を行います。

<取材協力/防災主任>

蔵王町選挙管理委員会による出前講座

 9月13日(水)に本校第2体育館で3年次生徒を対象に、蔵王町選挙管理委員会による出前講座を開催しました。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて2年目になりますが、昨年度に引き続き、選挙の大切さや制度について楽しいクイズも入った講話をいただきました。後半の時間では架空のOX村を想定して模擬投票を行いました。選挙公報の各候補者の意見を参考にして、3年次生徒全員が各自の考えで実際に投票しました。投票所における受付や立会人などの役割も体験し、その後は開票作業も体験させていただきました。架空の村の模擬投票でしたが、子ども、女性、高齢者、障害者が暮らしやすい村の実現を訴えた女性候補者が当選しました。当日は報道機関数社による取材を受け、夕方のテレビで放送されました。

<取材協力/地歴・公民科>

3年次就職試験出陣式

 新規高卒予定者の就職試験が9月16日(土)に解禁になるのを前に、9月8日(金)に就職試験の出陣式を行いました。就職希望者だけでなく進学希望の3年次生徒も職員も就職試験を乗り切ろうと全員が一丸となりました。吉野校長先生からの激励の挨拶の後、蔵王高校第22回生の必勝達磨に代表の佐藤聖人君が左目を入れ、全員で合格を祈願しました。亀岡倫太郎君が進学希望者を代表して激励のエールを送り、全員が互いに声をかけ合い、内定を勝ち取るまで粘り強く頑張ろうと気持ちを高めました。全員の健闘を祈ります。

<取材協力/3年次>

「2年次インターンシップを実施しました。」

 9月5日(火)~7日(木)の3日間で、2学年生徒が近隣の職場でインターンシップに取り組ませていただきました。28カ所の企業や役場、医療施設、保育所などに受け入れていただき、販売やサービス関係での接客の仕事から保育の仕事など多様な体験をさせていただきました。短い期間でしたが、職業人、社会人としてのマナーを学び、働くことやコミュニケーションの大切さなど、学校内では経験できないことを学びました。

 地域を理解し、地域に貢献できる生徒の育成を目標に取り組むことが可能であるのは、地域の方々が積極的に生徒を育てていただいているからと感謝しています。多くの企業から、「スタッフとも和やかにコミュニケーションをとりながら仕事ができていた。」というお褒めの言葉をいただきました。一方で「緊張もあると思いますが、もう少し元気に明るく挨拶をして欲しい。」との御指導をいただきました。

 参加した生徒の感想です。「どの選別作業でも大変なのに、毎日しているのを考えたらすごいと思った。」(佐藤佑樹君、村田一中出身)、「花のせりの様子や花が長持ちするための処理の仕方がとても印象に残りました。」(石川千尋さん、白石南中出身)、「お客様への接し方がお店の売り上げを左右することを学びました。」(向山侑来君、白石東中出身)

 この活動に職場を提供し、御指導を頂戴いたしました企業等の皆様に感謝申し上げます。この活動で得たことを学校生活にも活かして参ります。誠にありがとうございました。

<取材協力/2学年>

美術部が砂像甲子園にて準優勝を獲得

 7月26日(水)~29日(土)に、美術部が秋田県三種町釜谷浜海水浴場で開催された「砂像甲子園」に参加しました。今年は準優勝の成績を収めることができました。この大会は制限時間内で砂像のアイディア、インパクト、テクニック等を高校生対抗で競うイベントです。今年は「World fairy tale(世界のおとぎ話)」のテーマのもとで、地元秋田県の高校や宮城県の高校の6校の生徒たちが集い制作に取り組みました。本校美術部は平間琉音さん、山村萌さん、新井奈保子さん、桜井瑠衣さんの4名が参加し、作成テーマは「Mermaid in the sea」でした。4人で協力して、一生懸命に作成したことは夏休みの良い思い出になりました。

<取材協力/美術部>

全国ジュニアゲートボール大会参加

7月29日(土)・30日(日)に埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園 彩の国くまがやドームで開催された「第22回全国ジュニアゲートボール大会」に本校から2チーム(男女各1チーム)参加しました。毎年参加している生徒から今年初めてゲートボールに取り組んだ生徒までさまざまでしたが、地元蔵王町ゲートボール協会の皆さんの温かい御指導と御支援をいただき、大会直前まで毎日、本校グランドで丁寧に教えていただきました。大会では4チーム毎に各リーグ戦を戦い、本校男子チームは1勝をあげるも惜しくも決勝トーナメントには進出できませんでした。選手たちは互いに声をかけ合い協力して戦いました。この1勝を来年につなぎ予選リーグを通過したいと決意を固くしています。御指導と御協力ありがとうございました。今後とも地域の皆さんの御支援をお願いいたします。

<取材協力/ゲートボール愛好会>

オープンキャンパスを実施しました。

 8月5日(土)に中学生対象に本校でオープンキャンパスを行いました。始めに、視聴覚室で本校の学校概要の説明を行い、その後、班ごとに分かれて本校1年生が校舎内外の案内をしました。中学生の皆さんが希望した模擬授業では、本校が先進的に取り組んでいるICTを利活用した授業を体験しました。各授業は少人数で、中学生の皆さんは教員とコミュニケーションを取りながら楽しく学習しました。社会「蔵王のくらし」、理科「宮城の鉱物と化石」、福祉「福祉体験をしよう」、体育「目指せ!!温泉卓球チャンピオン」等、他にも中学生が興味を持つ授業ばかりでした。最後には部活動を見学し終了となりましたが、参加した中学生の皆さんは、すべての活動に真剣に取り組んでいました。

<取材協力/教務企画部>

ざおうの杜夏祭りにボランティアとして参加しました。

 8月5日(土)に地元の特別養護老人ホーム「ざおうの杜」の「夏祭り」に本校の4つの部活動部員がボランティアとして参加しました。

 “自然科学部”は本校校庭内で顧問の指導のもと生徒たちが一生懸命に育てた野菜等を格安で販売しましたが、すぐに売り切れてしまいました。“茶道部”はお点前を披露し、お客さんの方々にお茶を召し上がっていただきましたが、こちらもすぐにお菓子が無くなってしまう程の盛況ぶりでした。“JRC部”は施設内のお年寄りの方々や子ども達が楽しみにしているゲームのサポートなど、施設内を積極的に動き回り活動しました。“華道部”は今年初めて参加しました。日ごろは学校内に展示していますが、今回は練習している生け花を皆様に見ていただくと同時に、生け花も体験していただきました。

 蔵王高校はこれからもボランティア活動に積極的に参加していきますので、よろしくお願いいたします。

<取材協力/自然科学・茶道・JRC・華道部>

校内スポーツ大会を開催しました。

 7月19日(水)と20日(木)の2日間で校内スポーツ大会を開催しました。種目はバレーボール、バスケットボール、卓球の3種目。クラス対抗で白熱した試合を繰り広げました。クラス毎のオリジナルのTシャツを着てクラス一丸となって競技しました。審判はほとんど生徒が務め、選手はフェアプレーで試合に取り組み、最後まで粘り強く戦っており感動を与えるものでした。応援も声を枯らして頑張っていました。クラスの人数が少ない3年生は種目を掛け持ちしながら、一つの試合が終了するとすぐに次の種目に移動して戦っていました。

 成績は次のとおりです。

 総合順位  優勝 3年3組 2位 3年1組 2位 2年1組

 バレーボール優勝 3年3組 2位 3年1組 3位 2年1組

 バスケットボール 優勝 3年1組 2位 3年2組 3位 3年3組

 卓球       優勝 2年1組 2位 2年2組 3位 1年2組

 応援の部     優勝 3年1組 2位 3年2組 3位 2年2組

<取材協力/体育委員会>

 

性教育講話を実施しました。

 7月7日(金)に1年生を,14日(金)に2年生を対象に,性教育の充実を図る目的で講話を実施しました。助産師の岩佐あけみ先生と同じく助産師の田村雪子先生に「生命の奇跡とこれから親になる君たちへ~命が生まれる現場にいる助産師より~」を演題に講話をしていただきました。

 講話では,生徒たちが将来幸せになれるように,今高校生としてどう行動することが大切かについてスライドを用いて分かり易く,しかも熱く語っていただきました。スライドには幸せな表情で赤ちゃんを産む母親の姿がありました。生まれてきてありがとうという言葉や赤ちゃんを見ると皆が笑顔になるということに生徒たちは頷いていました。「命を大切にする」ということについて,しっかりと考える良いきっかけになりました。

<取材協力/生徒支援部>

生徒支援部講話2(薬物乱用防止教室)を開催しました。

 7月5日(水)5校時に、全校生徒を対象に、蔵王町ライオンズクラブの御協力と御支援のもと薬物乱用防止講話を実施しました。講師に日本薬用植物友の会 会長我妻邦雄様とNPO法人薬用植物普及会みやぎ 理事長草野源次郎様のお二人から講話をいただきました。パンフレットを活用して、タバコの害と病気、受動喫煙の害、ニコチン依存症の怖さ、麻薬や覚醒剤に用いられる植物や菌類について詳しくお話をいただきました。未成年の飲酒についても、「はっきりと飲まない!」という意思を伝え、誘いに乗らないように十分に注意が必要であることも学びました。薬物乱用はゼッタイにしてはいけないことを学びました。

<取材協力/生徒支援部>

国際交流会を開催しました。

 6月29日(木)に蔵王の空に夢かける“国際交流会”を開催しました。グローバルな視点を持ち、積極的に地域貢献に取り組む生徒の育成を目指し、積極的にコミュニケーション活動を行うために、宮城教育大学と協定大学のハワイ大学の教員志望の学生とその関係者の方々20名を迎えて、国際交流を行いました。当日は芸術鑑賞会の学校寄席に参加していただき、その後本校生徒と教職員20数名とともに円座になりp4c(探究の対話)に取り組みました。さらに、ハワイの歌をその歌詞の意味も教えてもらい、全員で楽しく歌いました。本校生徒からは折り紙で鶴の折り方を説明し熱心にコミュニケーションを深めました。折り紙をしながら話をすると、互いの興味や関心が一致する場面もあり、大いに盛り上がりました。参加した生徒の感想を紹介します。「折り鶴を折りながら、日本のアニメの話で盛り上がりました。ハワイの歌がとても明るく元気な曲なので印象に残りました。とても楽しかったです。」短い時間でしたが有意義な交流会でした。

<取材協力/英語科>

企業様からの講話を実施しました。

 6月30日(金)の蔵王タイム(「総合的な学習の時間」)において、ZAP(蔵王あすなろプロジェクト)の学習として、地元企業で活躍している企業様を迎えて講話「地元企業から高校生へ熱いメッセージ」をいただきました。株式会社Vi-Crew社長佐藤全様、花菱縫製株式会社白石工場長村上欣寛様、蔵王町社会福祉協議会主事山家宗一郎様から就職活動を前にしての心構えや就職してからの目標設定等について貴重な講話をいただきました。生徒の感想を紹介します。「お忙しい中講話をいただきありがとうございました。これから会社を決める時に、今日のお話を活かして真剣に考えたいと思います。」3年次生徒の皆さん、これからの就職活動を頑張って下さい。

<取材協力/3年次・蔵王タイム委員会>

ZAPによる福祉体験活動を実施しました。

 6月30日(金)の蔵王タイム(「総合的な学習の時間」)で、ZAP(蔵王あすなろプロジェクト)の学習として、1年生が地域の課題である高齢者の介護等、福祉について理解を深めるために、社会福祉法人蔵王町社会福祉協議会の職員の皆さんの御指導により体験学習を行いました。

 車イスの体験学習でしたが、自走をしたり、段差を越える体験やスロープを上る体験などを行ったりしました。生徒の皆さんは、体の不自由な方が日頃どんな気持ちで生活されているかが理解できたと思います。これからの蔵王町を考える学習に活かしていきたいと思います。

<取材協力/1学年・蔵王タイム委員会>

芸術鑑賞会を開催しました。

 6月29日(木)午後に本校体育館で学校寄席を開催しました。会場にはハワイ大学の学生と関係者の方々や宮城教育大学の先生方22名も参加し、国際的な学校寄席となりました。プログラムの中では、落語で使われる小道具の扇子と手拭いでソバを食べる仕草や音の出し方を体験するコーナーがあり、本校生徒だけでなく、ハワイから来られた方も参加して楽しみました。さらに、3年伊藤優也は曲ごまに参加し、師匠との掛け声を合わせ見事な芸を披露しました。

 落語家の皆さんとともに生徒も積極的に参加し、会場内は終始「笑い」に包まれ、素晴らしい寄席になりました。

<取材協力/進路キャリア形成部>

進路ガイダンスを実施しました。

 6月23日(金)の進路ガイダンスでは、1年生は全員が進学の説明を、2年・3年次の生徒は進学・就職希望者別に説明を聞きました。進学希望の生徒は、大学、短期大学や専門学校から来ていただいた各担当の方々から、それぞれのブースで学校の特色や学生の様子、入試制度、就職先等について詳しくお話を聞きました。今年は列のできるブースもあり熱心に聞いていました。

 就職希望の生徒には、就職試験に向けての心構えや企業選びなどの貴重なお話をいただきました。具体的に会社を訪問し見学して決めていくことの大切さを伺いました。この機会に希望する進路について家庭で話合いをもってください。

<取材協力/進路キャリア形成部>

英語によるp4cを実施しました。

 6月23日(金)にハワイ大学上廣アカデミー博士トーマス・ジャクソン氏、ベンジャミン・ルーキー氏はじめ11名の関係者が本校を訪れ、2年生の英語の授業の中で各クラスを3グループに分けてp4c(探究の対話)を実践しました。英語の問いに対して一人ひとりが自分の意見に理由を付けて発表しました。最初はとても緊張していましたが、だんだんと緊張がほぐれて、積極的に意見を述べることができました。授業の中で、日ごろ学習している英語を用いての対話でしたが、互いに通じ合えたことはとてもよい経験になりました。

 p4cは4月初旬に宮城教育大学の先生方を講師に招いて行いました。「とても楽しく、周りとのコミュニケーションが取れて、とても為になりました。」「とても楽しかったです。また取り組みたいと思いました。」との感想がありました。今回もとても充実した素敵な時間を共有できました。

 We had a p4c English class in June 23rd. Dr. Johnson, Dr. Benjamin, Ms. Kiki, and other staffs concerned came to ZAO high school. In class, first of all, 2nd year students introduced themselves in English and felt very nervous about speaking English. But Dr. J introduced himself and shook hands very gently with smiling. Students were also smiling and started p4c each other. The theme was that they made some questions using the superlative degree, such as “What country do you like the best? And why? What subject do you like the best? And why?” Each student answered the questions and the reasons very actively with holding a community ball. One of the students said,” I was very nervous at first, but I had slowly started to get used to this p4c. I finally felt p4c to be interesting. Someday I want to go to Hawaii to see Dr. J. Thank you very much. ”

<取材協力/英語科>