令和3年度校長挨拶

投稿日時: 2022/03/25 kato-sho

                                     2021.4

 

早坂重行プロフィール

 

宮城県蔵王高等学校長。宮城県仙台市生まれ。東北大学教育学部,筑波大学大学院修士課程,東北大学大学院教育情報学教育部博士後期課程修了。博士(教育情報学)

 自身の母校でもある宮城県仙台第二高等学校教諭,岐阜県立多治見北高等学校教諭(人事交流)等における現場の経験,および宮城県教育委員会教職員課課長補佐(管理主事)等の教育行政経験を経て今年度より現職。その間,文部省(現文部科学省)の海外派遣研修,教職員等中央研修等を通して得た国内外の教育事情に関する視座をもとに,東北大学大学院博士課程後期三年の課程に編入し,博士論文を執筆。現在も研究を継続している。研究領域は,言葉,情報,教師教育,国語教育など。

 教師・保護者・地域とひとりひとりの生徒たちとの関わり方と新しい学びのあり方を提案し,発信することを試みている。

 

これからは地域の学校・個に応じた教育の時代

 

 この4月から蔵王高校の校長に着任した早坂重行です。

 蔵王高校は,地域にある普通科の高校です。これまで地域の学校として,進学・就職といった生徒の夢の実現に向け,支援し,尽力してきました。

本校には,地域との連携を重視し,比較的規模の小さな学校であるからこその魅力もあります。生徒は,地域の皆さんに支えられながら,インターンシップや実習などの学びを深めております。また,規模が小さいことで教職員は生徒一人一人に寄り添いながら,一人一人の学びをつなげていく支援をしており,生徒にとって良好な学習環境が保障されております。部活動も生徒の希望を尊重しながら,本校生にとってふさわしい部活動が運営されております。

 令和の時代になり,日本は人口が減少に転じ,それとともに地域の中学生の数も減ってきております。「『令和の日本型教育』の構築を目指して」(令和3年1月26日中央教育審議会答申)では「個別最適な学び」と「協働的な学び」がこれからの学びとして示されております。蔵王高校は,今後ますます重要となる地域の学校・個に応じた教育を実現する学校として,その魅力の充実に努めて参ります。